伊勢新聞

朝日町、一般会計45億5000万円 2.9%増、新年度当初予算案 三重

【三重郡】三重県の朝日町は20日、新年度当初予算案を発表した。一般会計は、前年度比2・9%増の45億5千万円。第6次町総合計画前期基本計画の4年目にあたり、厳しい財政状況を踏まえ、より一層の事業の選択と集中を行い、基本計画を着実に推進できるよう編成したほか、「町財政改革推進プラン」の初年度にあたり、「財政改革元年予算」として位置づけ、プランで掲げた具体的な取り組み事項を反映させた「予算要求基準」に基づいた編成を行った。

歳入では、町税が同比0・2%減の20億1604万円。地方交付税は同比17・4%増の9億3450万円。財政調整基金の取り崩し額は「町財政改革推進プラン」の収支見通しの通り抑制を図り、同比47・9%減の1億1300万円となった。町債発行は同比60・6%減の4640万円で、臨時財政対策債を同比53・6%減の2600万円発行する。

歳出は、①誰もが健やかでいきいきと暮らせる②夢・希望に満ちた人づくりと歴史・文化の香る③安全・安心で快適な④活力とにぎわいのある産業の⑤町民と行政が一体となった協働の―まちづくりをテーマに実施。主な事業として、中学生までの子ども医療費助成事業に7234万円、物価高騰対応重点支援給付金事業に6011万2千円、学童保育所運営補助事業に5476万9千円、常備消防事務委託事業に1億2480万4千円、環境クリーンセンター負担金事業に9389万7千円、企業誘致奨励金事業に6784万5千円、スマート自治体構築事業に876万8千円、第6次総合計画後期基本計画策定・総合戦略策定事業に377万5千円など。

3月1日からの町議会3月定例会に上程する。