三重ゆかりの女性作家4人が40点 津の松菱でグループ展

【県ゆかりの女性作家4人の作品が並ぶ会場=津市東丸之内の松菱6階美術画廊で】

【津】三重県ゆかりの作家のグループ展「2024松美展」が21日、津市東丸之内の松菱6階美術画廊で始まった。県出身や在住の20―50代の女性4人の作品計約40点を展示販売している。26日まで。

津市の画家、伊藤清和さん(71)の声かけで実現。鈴鹿市出身の松野純子▽伊勢市出身の中村友美▽津市を拠点に活動する木村寿美玲、橋本さやか―の4氏が出品した。

樹脂を使った抽象作品、スズメを描いたパステル画、女性や猫を題材にした油彩、自然と動物を描いた水彩など四者四様の世界が広がる。

中村さん(50)=愛知県長久手市=は「地元で発表できてうれしい」、百貨店での発表は初という橋本さん(45)は「今まで出会えていなかった方と会うのが新鮮」と期待する。伊藤さんは「キャリアを積んだ作家の作品。女性の視点や優しさが伝わる」と魅力を話した。