伊勢新聞

病床確保フェーズ引き下げ 三重県、新型コロナ入院患者減で

新型コロナウイルスの入院患者が減少していることを受け、三重県は21日、病床確保のフェーズを「2」から「1」に引き下げた。新型コロナの専用病床を48床減の30床とする。

県によると、一般病床と専用病床の入院患者を合計した21日現在の「在院者」は前週同一曜日比42人減の327人で、2週連続で減少。うち重症者は3人増の4人となっている。

県は在院者が病床確保計画に定める「368人」を下回ったことを受け、フェーズの引き下げを決めた。先月24日と同31日に、フェーズを一段階ずつ引き上げていた。

県の医療体制整備・調整プロジェクトチームは「入院患者は減少傾向にあるが、まだ多い。減少が続くのかは読めない」と説明。病院訪問時のマスク着用など、感染防止対策を呼びかけている。