日本政策金融公庫が主催する「第11回高校生ビジネスプラン・グランプリ」の東海地区発表会が17日、名古屋市千種区の名古屋大学坂田・平田ホールであった。三重県からは同グランプリでベスト100に入選した鈴鹿高専電子情報工学科3年生チームが約180人の観客を前に自らのビジネスプランを発表した。
この発表会は同グランプリで「ベスト100」に入選した東海地区の高校生にビジネスプラン発表の機会をつくろうと日本政策金融公庫名古屋創業支援センターと東海地区の大学による学生起業家育成プロジェクト「Tongali(トンガリ)」が共催した。この日は東海4県から集まった7校8チームが審査員や観客を前に自らのビジネスプランを発表した。
鈴鹿高専チームはアプリを使用しAR(拡張現実)技術による部屋の模様替えのシミュレーションを通して自由な部屋作りを提案するプラン「ガラッとちょこっと模様替え」を発表。提携企業から紹介料や広告料を得るビジネスモデルや3年目に黒字化を目指す収支計画などを説明した。
チームリーダーの藤本瑛太さん(18)は「大人数の前で意見を出してブラッシュアップしてもらうことはなかなかできない経験。学校の中では出ないような視点やビジネスの方向性をアイディアとして得られた」と話した。