三重県1位の四日市工が静岡1位の静岡聖光学院を44―19で退けて初の決勝進出を決めるとともに全国高校選抜初出場を決めた。渡邊監督は「自分たちが取り組んできたことを信じてやり切れた結果」と選手をたたえた。
タックル、ブレイクダウンで試合を支配すると、経験豊かなバックス陣が得点を重ねた。後半10分にリードを22点に広げる独走トライを決めたFBの上村は「敵陣でプレーする時間を多かった。みんなが自分のプレーを引き出してくれた」と感謝した。
愛知2位の名古屋との1点差試合を制した1回戦から連戦だったが、集中力は途切れなかった。今年1月、福岡県で開催のサニックスワールドユース交流大会予選に初参加。國學院久我山などと5日間で4試合を戦った「経験があって今がある」と話す渡邊監督は、花園常連の愛知1位校中部大春日丘に挑む23日の決勝に向け、「思い切りチャレンジしたい」と話した。