参院選候補者を公募へ 立民県連 三重選挙区

【定期大会のあいさつで、参院候補の公募を発表する中川代表(右奥)=津市新町1丁目で】

立憲民主党県連の中川正春代表は17日、津市新町1丁目のプラザ洞津で開いた定期大会のあいさつで、来夏に予定される参院選三重選挙区(改選数1)の候補者を公募する考えを示した。

県連によると、公募は今年3月末まで実施し、県連の選考委員会が翌4月をめどに候補者を選定する。立民の公認候補とするかどうかは、野党間の選挙調整などを踏まえて検討するという。

中川代表は大会後の記者会見で、公募の狙いについて「政治を転換するための選択肢をつくっていくため」と説明。「われわれの政策に貢献してくれる志の高い人を求めたい」と述べた。

大会には約200人が出席。岡田克也党幹事長はあいさつで、自民党の裏金問題を取り上げて「国民の怒りが投票行動に直結すれば、自民党を上回る議席を獲得できる」とし、協力を呼びかけた。

来賓で出席した一見勝之知事は、県の新年度当初予算を紹介。「議会で通してもらうため、新政みえの理解をいただきたい。三重の発展に向け、立憲民主党の力を借りたい」と述べた。