【亀山】ジャパンラグビーリーグディビジョン1の三重ホンダヒート所属のパブロ・マテーラ選手(30)=アルゼンチン出身=とジャスティン・ダウニー選手(37)=南アフリカ出身=の2人は16日、亀山市辺法寺町の茶生産業「伊達丸亀製茶」(伊達亀嘉代表)を訪問し、伊達代表が栽培・販売している亀山ブランド認定品「亀山べにほまれ紅茶」の試飲と、3種類の茶葉を使ったブレンド紅茶作りをした。
ラグビーワールドカップにアルゼンチン代表として過去3回出場しているマテーラ選手は、マテ茶と紅茶が好きで、亀山紅茶に興味を示し、市と市観光協会の協力で、この日の訪問が実現した。
亀山べにほまれ紅茶は、国内初の紅茶専用品種。市内の茶園に約50年間、残っていた紅茶の古木を茶生産農家らで復活させ栽培、販売している。和紅茶特有の濃厚な味わいと、バラのような香りで心地よい渋みが特徴。
べにほまれ紅茶を味わったマテーラ選手は「口の中で渋みの味と香りの余韻があり、おいしかった」と感想。
ブレンド紅茶づくりでは、収穫時季の異なる3種類の亀山べにほまれの茶葉を使い「5月に摘んだ茶葉を主に、3種類の茶葉で、一口飲んだ時に濃厚なパンチの効いた渋みと、和紅茶の上品な味にブレンドしました」と語った。
伊達代表は「ラグビーの世界的トップ選手に会えて光栄です。亀山紅茶の味を気に入っていただき、『べにほまれ紅茶』を多くの人に広めてほしい」と話していた。
マテーラ選手とダウニー選手がブレンドした紅茶は、3月10日に鈴鹿市御薗町の三重交通Gスポーツの杜で、三重ホンダヒートが出場する試合に亀山市民を無料招待する「亀山市民応援デー」の来場者ら先着4千人にプレゼントするという。