伊勢新聞

新型コロナ12週ぶり減 先週の三重県内感染状況

三重県は14日、先週(5―11日)の新型コロナウイルス感染状況を公表した。1医療機関あたり新規感染者の平均は、前週比14%減の16・04人。12週ぶりに減少した。

県によると、1日あたりの新規感染者は前週比200人減の1000人と推計される。昨年11月下旬から増加し、先週まで5類移行後で最も高い昨年8月下旬の水準(20・77人)に迫っていた。

一般病床と専用病床の入院者を合計した14日現在の「在院者」は369人で、前週同一曜日比で73人の減少。12週ぶりに減少した。重症者は4人減の1人となっている。

保健所管内別の1医療機関あたり新規感染者数は、桑名35・1人▽四日市13・6人▽鈴鹿16・6人▽津14・73人▽松阪9・63人▽伊勢11・36人▽伊賀13・13人▽尾鷲10人▽熊野6・5人―となった。

県感染症情報・検査プロジェクトチームは「感染者数は減少しているが、引き続き高い水準にある。現時点でピークを過ぎたとは断言できない。今週の状況を注視したい」としている。