新鮮卵を24時間販売 四日市で三昌物産が自販機設置 三重

【きららの里のたまご自販機=四日市市鵜の森で】

【四日市】三重県四日市市塩浜の鶏肉卸売・食品製造販売会社「三昌物産」(渡辺大雄社長)とグループ会社「きららのさと」は14日、同市鵜の森に市内4機目となる新鮮卵の自動販売機「きららの里のたまご」を設置し、販売を開始した。16個入り1パック、500円(税込み)。年中無休、24時間営業。

「鵜の森自販機」の新規オープンを記念して、「松本街道自販機」「塩浜自販機」「桜町自販機」の3カ所でも同時に感謝イベントを開いた。卵の購入者先着100人に、三昌物産の人気商品「スモークチキンささみ」と「サラダチキンささみ」各1本がプレゼントされた。

「きららの里のたまご」は、同社が経営する市内唯一の採卵養鶏農場(約10万羽)=同市桜町=で生産されている。抗生物質、抗菌剤、合成着色料、遺伝子組み換えのトウモロコシは一切使わず、ゴマや海藻、きな粉などを飼料に加え、安全・安心でおいしい卵と大好評を得ている。農場直売所には、1日500人余が訪れるという。

【卵を買い求めるお客=四日市市鵜の森で】

「鵜の森自販機」前のイベント会場には、開始時間前から次々と買い物客が訪れていた。同市別名の加藤明美さん(73)は「いつもは届けてもらっていますが足りなくなった。うまみがあって生が一番」、渡辺社長(46)は「四日市唯一の採卵農場を皆さんで盛り上げていただきたい」と、それぞれ話していた。