伊勢新聞

タツノオトシゴとふれあい 伊勢シーパラでバレンタインイベント 三重

【2人で行う「タツノオトシゴ巻き付きふれあい体験」のイメージ=伊勢市二見町江の伊勢シーパラダイスで(同館提供)】

【伊勢】三重県伊勢市二見町江の水族館「伊勢シーパラダイス」で、バレンタインデーやホワイトデーにちなんだイベントが開かれている。ふれあい魚館にタツノオトシゴたちによるお菓子作りをテーマにした特別展示水槽を設置。タツノオトシゴ巻き付きふれあい体験もバージョンアップして実施し、来館者を楽しませている。3月31日まで。

タツノオトシゴとのふれあいは通常1人ずつだが、期間中は2人同時に体験することができる。カップルや親子、友達で参加し、手をつないだりハート形を作ったりして楽しめる。1日2回、4歳以上が対象。体験料は缶バッジ付きで1人300円。

【お菓子作りをテーマにした水槽に展示されたクロウミウマ=伊勢市二見町江の伊勢シーパラダイスで】

特別水槽には、タツノオトシゴの仲間「クロウミウマ」を展示し、お菓子作りをしているように、ケーキにホイップクリームを絞る様子やイチゴの置物、クッキーの抜き型などを水槽内に配置。タツノオトシゴは雌が渡した卵を雄が腹部にある袋の中でふ化して育ててから出産するという生態や、クロウミウマが絶滅危惧種に指定されていることなども紹介している。

飼育員の松本紗希さん(23)は「タツノオトシゴがどこに巻き付くのか楽しんでもらいたい。野生のクロウミウマの数が減っていることや伊勢シーパラダイスが繁殖にも力を入れていることを知ってもらえれば」と話した。