朝日小6年生の俳句ずらり 町教育文化施設で作品展 三重

【小学生の俳句が並ぶ会場=朝日町柿の町教育文化施設で】

【三重郡】俳句作品展「未来の俳人たち」の小学生の部が、三重県朝日町柿の町教育文化施設で開かれている。朝日小学校の6年生が詠んだ俳句作品130点を一堂に展示している。28日まで。毎週月曜と20、23日は休館。

130人が、自作の俳句を短冊にしたためた。「お年玉 目指すは1億 さあ貯金」という、なんともほほ笑ましい句もある。

作品展は、同町出身の俳人、中村古松(こしょう)(1901―79年)の功績をたたえ、俳句文化を後世に伝えようと、毎年開く。寄せられた俳句は施設の職員と坂口喜久夫教育長が審査し、最優秀賞・優秀賞を含む入選作品7点を決めた。最優秀賞には、梶田なの葉さんの「雨傘を 閉じた先には 虹が差す」が選ばれた。

町文化課主幹の中山裕文さんは「季語もバラエティ豊かで、思わず、くすっと笑ってしまうような句もある。ぜひ会場に来て、一点一点じっくり見てほしい」と話した。