集大成の料理や菓子披露 伊勢調理製菓専門学校で卒業作品展 三重

【生徒たちが作った多彩な料理やスイーツが並ぶ会場=伊勢市河崎の伊勢調理製菓専門学校で】

【伊勢】三重県伊勢市河崎の伊勢調理製菓専門学校で10日、卒業作品展が開かれた。調理師科と製菓衛生師科の19人が、身につけた知識と技術の集大成として、趣向を凝らした料理やスイーツの計約100品を披露した。

生徒らは作品展に向け、メニューづくりや試作など約3カ月かけて準備してきた。

調理部門では、ひな祭りに合わせた華やかな手まり寿司、タイの姿焼きや天ぷらなどを盛り込んだ和食膳、韓国料理やフランス料理などが並んだ。製菓は、イチゴタルトやマカロン、チョコレート細工などが会場を彩り、来場者らは手の込んだ作品に感心していた。

フレンチのコース料理を出品した調理師科の中林慶獅さん(18)は「目指す洋食料理人への夢の第一歩。食材選びから調理まで、初めてフルコース料理に挑戦した。料理の道へ進むきっかけをくれた祖父に食べてもらいたい」と話していた。

作品展は一般公開され、販売コーナーでは、生徒らが作ったパンや焼き菓子、コロッケなどが人気を集めていた。