脱炭素社会実現へ連携 鳥羽市と百五銀が協定 三重

【協定を締結した中村市長(左)と杉浦頭取=鳥羽市役所西庁舎で】

【鳥羽】三重県の鳥羽市と百五銀行は8日、脱炭素社会の実現に向けた「カーボンニュートラルの推進に関する連携協定」を締結した。同行が同様の協定を県内の自治体と結ぶのは津市や伊勢市に次いで3例目。

温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向けて両者が連携・協力し、脱炭素経営に取り組む市内事業者のサポートや普及啓発などを行う。今後は勉強会やセミナーを開催する予定。

市役所で締結式があり、中村欣一郎市長は「鳥羽市のカーボンニュートラル実現の大きな力になることを期待している」と述べた。

同行の杉浦雅和頭取は「地域で脱炭素化を進めるためには地域企業の理解を得るとともに少しでも早く取り組みを始めてもらうことが重要。カーボンニュートラルや脱炭素経営に関心を持ってもらえるように普及啓発に取り組んでいきたい」と話した。

市は令和4年に「TOBAゼロカーボン・チャレンジ2050」を宣言し、市民や事業者、行政の「オールとば」で脱炭素社会の実現への取り組みを実施。同行も脱炭素経営に向けた地域企業への情報提供やサポートに力を入れている。