モータースポーツを振興 鈴鹿市とレース運営団体 初の連携、地域活性化も

【協定締結を喜ぶ末松市長と上野社長(右)=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市と東京都千代田区の日本レースプロモーション(上野禎久社長)は8日、鈴鹿市役所で、モータースポーツ振興と地域活性化を目的とした連携協定を締結した。

協定締結により、市のモータースポーツ関連イベント時に車両展示やドライバー派遣などで協力するほか、独自のレース視聴アプリを活用した観光地紹介の新機能で、「モータースポーツツーリズム」による地域振興に役立てる。

具体的には2月23日にイオンモール鈴鹿で開催する「SUZUKAモータースポーツオープニングステージ」でのスーパーフォーミュラマシン展示など。

日本レースプロモーションは、国内最高峰のフォーミュラカーレース「全日本スーパーフォーミュラ選手権」の運営統括団体。

レースは同市の鈴鹿サーキットをはじめ、国内5カ所のサーキットでシリーズ戦を開催。今季は全9戦で3月9、10日に鈴鹿サーキットで開幕し、最終戦の11月10日に同サーキットで閉幕する。

今回の協定はレース開催地の周辺自治体との連携強化に向けて同社が提案し、同市が初めての協定締結となる。

締結式には末松市長と上野社長が出席。末松市長は「モータースポーツを通じて市の魅力を日本全国に発信していただければ。市も盛り上げていく」、上野社長は「今回の協定締結が、モータースポーツ文化の底上げにつながると確信している」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。