ギョーザ売上金を能登地震義援金に 亀山の中国料理店

【櫻井市長(右)に義援金の目録を手渡す白川店主=亀山市役所で】

【亀山】三重県亀山市みずほ台の中国料理専門店「中国名菜しらかわ」の白川貴久店主(48)は6日、亀山市役所に櫻井義之市長を訪問し、1月4―31日までの同店の焼き餃子の売上金全額29万7300円を、能登半島地震の義援金にと櫻井市長に目録を渡し、市に託した。

白川店主は、石川県や富山県など地震の被災地に多くの友人がおり、料理人として何かできないかと考え、食を通じて店の焼き餃子を食べていただき、食べた人たちの売上金全額を被災者の人たちの希望の光になればと支援を決めたという。

白川店主は「コロナが5類に移行され、新年を迎えさあこれから頑張ろうという時の地震で被災された人たちのことを思うと、居ても立ってもいられなかった」とし、「何度も餃子を食べに来ていただいた人や友人を誘って来ていただいた人など、人と人のつながりに目頭が熱くなった」と語った。

櫻井市長は「白川店主の思いと多くの人が賛同して食べた『焼き餃子」の売上金は確かに預かった。市から日本赤十字社に送付させていただく」と話した。