新型コロナ、11週連続で増加 三重県内感染状況

三重県は6日、先週(先月29日―今月4日)の新型コロナウイルス感染状況を公表した。1医療機関あたり新規感染者の平均は前週比で13%増の18・74人。11週連続で増加した。

県によると、1医療機関あたりの感染者は5類移行後で最も高い昨年8月下旬の水準(20・77人)に近づいている。1日あたりの新規感染者は前週比100人増の1200人と推計される。

一般病床と専用病床の入院者を合計した6日現在の「在院者」は431人で、前週同一曜日比で62人増。11週連続で増加している。重症者は1人増の4人となっている。

保健所管内別の一医療機関あたり感染者数は、桑名37・4人▽四日市12・6人▽鈴鹿22・1人▽津18・55人▽松阪13人▽伊勢14・45人▽伊賀15・38人▽尾鷲12・5人▽熊野6・5人―となった。

県感染症情報・検査プロジェクトチームは「感染者は引き続き増加し、昨夏のピークを更新する恐れもある」と説明。手洗いや手指消毒などの感染防止対策を呼びかけている。