働き方改革、4社が成果報告 三重県支援事業、アドバイザーら講評

【アドバイザー派遣の最終成果を発表する登壇者=津市羽所町のアスト津で】

【津】三重県働き方改革アドバイザー派遣事業の最終成果共有会とセミナーが6日、津市羽所町のアスト津とオンラインであった。昨年6月からアドバイザーの助言を受け業務改善に取り組んだ県内4社の事例報告や識者による講演があり、計約100人が参加した。

多様な働き方の導入や推進を支援する厚労省採択事業。テレワーク▽業務改善▽女性が働きやすい職場づくり―の3コースで募集し、1社につきアドバイザーを4回派遣。計12社が取り組んだ。

事例報告では、建設業2社▽福祉施設▽製造業―の4社が自社の課題と取り組み、成果を発表し、支援したアドバイザーが講評した。

四日市市の四日市厚生会菜の花苑の紀平理絵施設長は、職員の働きやすさを実現するため検討中の正社員の時短制度や週休3日制度の導入などについてアンケートを実施したとして「働き方を職員が選べる環境を用意することが大切と感じた。職員が健康で長期に働くことを目標に頑張りたい」と述べた。

高原祥子アドバイザーは「週休3日制などはこれまでの福祉業界の当たり前を変えていく動き。どんどん進めてもらいたい」と評価した。

セミナーでは、日本土木工業(御浜町)の垣本美和専務が「女性取締役が語る! 働き方改革の実践方法!」と題して話した。