伊勢新聞

中高生が科学研究成果発表 三重県教委、10日にフォーラム

福永和伸三重県教育長は2日の定例記者会見で、中高生が科学の研究成果を発表する「みえ探究フォーラム」を、10日に県総合文化センター(津市一身田上津部田)などで開くと発表した。

県教委によると、科学への興味を高めてもらおうと、平成28年度から実施していた「みえ自然科学フォーラム」が前身。30年度からは、社会科学や人文科学も対象に加えている。

35校から約230人の生徒が参加し、物理や化学の実験などで得た成果を発表。地域活性化に向けた提案も予定している。教員や生徒らによる審査で最高位の教育長などを選ぶ。

このほか、県総合博物館では小学生向けの科学体験講座を開催。先進的な理数教育を実施している七つの県立高から約60人の生徒が参加し、工作などを通じて科学の楽しさを伝える。

福永教育長は「科学に興味を持っている生徒たちがフォーラムを通じて刺激し合い、探究への意欲を高めてもらえるようにしたい。県全体の教育のレベルアップにつなげる」と語った。

成果発表は午前10時から午後3時50分まで。同4時からは講評や表彰がある。一般の傍聴も可能で、申し込みは不要。問い合わせは高校教育課=電話059(224)3002=へ。