【津】三重県の前葉泰幸津市長は2日の定例記者会見で、今月12日をもって一時休業するイオン津ショッピングセンター(津市桜橋)について、「多くの利用者に親しまれ、愛されてきたショッピングセンター。新しい形での消費者向けの販売サービスになることを期待したい」と述べ、引き続き消費者向けの商業施設などとして復活することに期待した。
イオンリテール東海カンパニーによると、同店には現在、スーパーや飲食店、衣料品店など約47店が入店。一時休業としているが、今後については未定としている。
前葉市長は休業について、イオン関係者から直接説明があったと強調。その上で、「周辺には多くの方は住んでいる。何らかの消費者向けの販売サービスになることを市民も期待していると伝えた」と述べた。
一方、津駅を挟んで東西の行き来をスムーズにするため着手した大谷踏切の拡幅工事がようやく完了する時に休業が決まったとし、「タイミングが悪いことになった」と残念がった。
同店は昭和53年にイオン前身のジャスコなどが入店して「津ショッピングセンターエル」としてオープン。津サティを経て平成23年からイオン津として営業。開店以来45年間、同地のショッピングセンターとして市民らに親しまれてきた。