【津】三重県津市江戸橋周辺で発生する交通渋滞の緩和を目指し、県警は1日午後5時ごろから、国道23号で信号周期の変更や横断歩道の利用停止などを伴った実証実験を始める。14日午前10時ごろまで。
県警交通規制課によると、国道23号の江戸橋周辺は、三重大や大学病院があり、周辺施設の利用者が多いことなどから、通勤時間帯を中心に顕著な交通渋滞が発生している。
検証範囲は国道23号三重大学前交差点から岩田交差点までの約4・5キロ。信号周期を変更し、隣接する信号と調整することで、江戸橋周辺の交通集中が減少するかを検証する。
また、大学病院前交差点南側と江戸橋北詰交差点北側の横断歩道にはバリケードを設置し、利用を停止。歩行者や自転車の横断を待つ車を減らし、渋滞の緩和を目指す。
交通量や渋滞状況などを調査するほか、昨年11月に全線開通した中勢バイパスへの迂回状況なども確認する。検証結果は、今後、信号周期の変更などを検討する際に役立てる方針。