警察官として新たな一歩 三重県警察学校、24人卒業

【荻田学校長(右)から卒業証書を受け取る原田巡査=津市高茶屋4丁目の県警察学校で】

【津】三重県津市高茶屋4丁目の県警察学校で31日、初任科第181期生の卒業式があり、卒業生24人が警察官として新たな一歩を踏み出した。卒業生は「初心を忘れず、全力で取り組む」と決意を語った。

卒業生は昨年4月に入校。10カ月間にわたって法律や逮捕術など、警察官としての基礎を学んだ。式では難波正樹本部長から同日付の辞令が交付され、県内10署に配属された。

荻田博文学校長は「第一線の勤務で思い悩むこともあると思うが、壁にぶつかった経験を次に生かすことが大事。新人警察官らしく、何事にも積極果敢に取り組んでほしい」と呼びかけた。

難波本部長は「制服を着て街頭に出れば逃げることは許されず、自ら判断して行動しなければならない。警察学校で学んだことを力にして、自信を持って望んでほしい」と激励した。

総代として謝辞を読み上げた原田大輝巡査(34)は「今後は最前線の厳しい試練が待ち受けている。初心を忘れず、安全安心な三重のため、何事にも全力を尽くして取り組む」と抱負を述べた。