談合情報で落札者決定を保留 三重県、松阪の県道工事

談合に関する情報が寄せられたとして、三重県は29日、松阪市内で予定している公共工事の落札者決定を保留した。入札参加者への聞き取りなどで談合の有無を調べる方針。

県によると、落札者決定を保留したのは、県道蓮峡(はちすきょう)線(同市飯高町七日市)の斜面を修繕する工事。予定価格は約2億7300万円。総合評価方式の一般競争入札で、29日に開札した。

22日に外部から松阪建設事務所に寄せられていた通報の内容と、落札予定業者が一致したことから決定を保留したという。県は通報の詳細な内容や入札の参加者数を明らかにしていない。