伊勢新聞

「亀山大市」に2万2000人 4年ぶり、露店120店 三重

【多くの人でにぎわう「亀山大市」=亀山市東町商店街で】

【亀山】コロナの影響で4年ぶりに、三重県の北勢名物「亀山大市」(同実行委員会主催・笠間清委員長)が27、28の両日、旧東海道沿いの亀山市東町商店街を中心に開催され、市内外から両日で約2万2千人(主催者発表)の人出でにぎわった。

たこ焼きや焼きそばなどの約120店の露店のほか、ご当地グルメ「亀山みそ焼きうどん」の販売、市立亀山東小学校は、子ども用の輪投げやボーリングゲームコーナーを設けた。亀山ライオンズクラブは、「能登半島地震」の義援金にと、ライオンズバーガー、豚汁、ぜんざいの売上金を全額石川県のライオンズクラブに託し被災者への支援に充てるという。

【ご当地グルメ「亀山みそ焼きうどん」の販売ブース=亀山市東町商店街で】

また、同市の旅行商品開発やインバウンド体制の整備、キャンプ体験などのアウトドア開発に取り組む、一般社団法人「DMO亀山モデル」(栄利要代表理事)は、亀山ブランド認定商品の展示と、災害時に暖を取ったり、簡単な調理が可能な家庭の屋外で使用する小型薪ストーブを展示。訪れた人らは、実際に木を燃やした薪ストーブを体感した。笠間委員長は「市民の皆さんが待ちに待った『亀山大市』が盛大に開催でき、多くの人に楽しんでいただけた」と見守っていた。