【伊勢】学校給食週間(30日まで)に合わせ、三重県伊勢市の小学校全22校で26日、地元で親しまれる郷土食「伊勢うどん」が給食メニューで提供された。
太く柔らかな麺とたまりしょうゆを使った黒いタレが特徴の伊勢うどん。子どもたちに郷土の食に関心を持ってもらおうと、給食週間に合わせ毎年メニューに取り入れている。
同市大湊町のみなと小学校では、鈴木健一市長らを招き、一緒に給食を囲んだ。メニューは伊勢うどんをメインに、ダイコンやニンジンが入った郷土料理「あいまぜ」、県産鶏肉の唐揚げなど。児童たちは、甘辛いタレが絡んだもちっとした伊勢うどんをおいしそうに頬張った。4年生の大西葵さん(9つ)は「伊勢うどんは大好き。麺が太くてもちもちで、とってもおいしい」と笑顔をみせた。
市は、伊勢うどんの国無形民俗文化財への登録を目指している。給食前には全校児童が、児童会代表たちが準備したクイズを通し、伊勢うどんの特徴や歴史を学んだ。