夜間中学校名は「みえ四葉ヶ咲」 木本・紀南統合高は「熊野青藍」

三重県教委は23日の定例会で、来年4月に開校する県立夜間中学の名称に「みえ四葉ヶ咲」を選んだ。木本、紀南の両高を統合して開校する新たな高校の校名には「熊野青藍」を選定した。

県教委によると、いずれも校名を公募し、夜間中学に347件、新たな高校に728件の応募があった。関係者による投票などを経て選定。2月の県議会に議案として提出する。

熊野青藍は「青い海に面した校舎で成長してほしい」との思いで、御浜町の40代男性が応募。「青は藍より出でて藍より青し」に弟子が師を超えて成長する意味があることも評価された。

みえ四葉ヶ咲は、夜間中学と同じ敷地にあり、連携が想定される県立みえ夢学園高(津市)の女子生徒が応募。多様な生徒が学び、それぞれの花を咲かせる様子をイメージしたという。

福永和伸教育長は23日の定例記者会見で、熊野青藍について「大自然のイメージが伝わり、愛着がわく」と評価。みえ四葉ヶ咲は「夜間中学の基本構想にフィットしている」と語った。