「伊勢路巡礼」でシンポジウム 28日、尾鷲の熊野古道センターで 三重

【尾鷲】東紀州地域振興公社が事務局を務める「熊野古道伊勢路プロジェクト」は28日午後1時から、三重県尾鷲市向井の県立熊野古道センター映像ホールで観光庁ロングストーリー「熊野古道伊勢路巡礼の旅」シンポジウムを開く。参加費無料。

訪日客の地域周遊と長期滞在を促す観光庁の「ロングストーリーによる地域のコンテンツの連携促進に向けた実証調査」を受託し、伊勢市から和歌山県那智勝浦町まで約200キロを歩いて12日間かけて巡るモニターツアーを実施したNPO大杉谷自然学校などが報告する。地元消費の増加や滞在の長期化につながる可能性も探る。

櫻井治男皇学館大学名誉教授が「宗教学から見る熊野古道の文化と信仰世界」と題して基調講演する。パネルディスカッショ「巡礼~熊野古道伊勢路に祈りを感じる時~」には櫻井氏や伊藤文彦イコモス文化の道国際学術委員会委員・世界遺産学博士らが参加する。

申し込みは東紀州地域振興公社のホームページ「東紀州観光手帖」から。