大谷選手のグローブ届く 伊勢の小学校にも、早速キャッチボール 三重

【大谷選手から贈られたグローブを手に笑顔を見せる児童ら=伊勢市岡本の明倫小学校で】

【伊勢】米大リーグで活躍する大谷翔平選手(29)が全国の小学校に贈った野球のジュニア用グローブが、三重県伊勢市の小学校22校にも届いた。同市岡本の明倫小学校では18日、贈呈式があり、代表児童がグローブを使ってキャッチボールを披露した。

贈られたグローブは、右利き用2個と左利き用1個。大谷選手のサインがプリントされ、「野球しようぜ」と書かれたメッセージカードも添えられていた。

運動場に集まった1―6年生約230人を前に、武久隆弘校長が児童代表にグローブを手渡し、大谷選手からのメッセージ文を紹介。続いて、少年野球チームに所属する児童2人が、グローブをはめてキャッチボールを披露した。

同校は、プロ野球草創期に活躍した名投手・沢村栄治(1917―44年)の出身校。沢村の生誕100周年に合わせ平成29年に市内で開催された巨人対日本ハムのオープン戦には、当時日本ハムの選手として大谷選手も出場していたという縁もある。

キャッチボールをした5年の寺本柊真君(11)と6年西村颯真君(12)は「大谷選手は優しくて、かっこよくて憧れ」、「軽くて柔らかで、使いやすいグローブ。野球をする子が増えたらいいな」と話していた。