地域経済の発展誓う 鈴鹿商議所が賀詞交歓会

【鏡開きで新年を祝う代表者ら=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿商工会議所(田中彩子会頭)は11日、鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで賀詞交歓会を開き、地元政財界の約160人が新年を祝うとともに、地域経済の発展を誓った。

冒頭で全員が、能登半島地震の犠牲者に黙とうを捧げた。

田中会頭はあいさつの中で、現地からの依頼で6日に救援物資を石川県七尾市に届けたことや、5日から義援金の受け付けを開始したことなどを報告した。

市内の状況については、昨年11月の中勢バイパスの全線開通などを挙げ、「広域的な幹線道路整備が進んでいる。この優位性を最大限に生かし、一歩一歩着実に前進を続ければ地域経済は必ず回復し、さらに成長できる」と述べ、「商工会議所では中小企業や小規模事業者への支援や高校生を対象としたインターンシップ、民間企業との連携による婚活支援など今後も積極的に進める」と話した。

最後に「前例にとらわれず新たな発想で『自ら考え行動する商工会議所』として、副会頭とともに職員一丸となって会議所運営に全力で取り組む」と締めくくった。

田中会頭や廣田恵子副知事、末松則子市長、地元選出議員ら代表6人が地酒「鈴鹿川」で鏡開きをし、新年の幕開けを祝った。