伊勢新聞

大人の責任自覚し精進 で「20歳の集い」

【晴れ着で式典に出席した女性ら=亀山市東御幸町の市文化会館で】

【亀山】三重県亀山市は7日、同市東御幸町の市文化会館で、新たに20歳を迎えた人を祝う「20歳の集い」を開催した。20歳を迎えた483人(男253人、女230人)のうち、男女計397人が出席した。

櫻井義之市長や中原博教育長、小中学校長らが列席する中、家族ら約122人も会場に入り、門出を祝った。

櫻井市長は「世の中を、また地域を創りあげてゆくけん引力は、若い皆さんの力です。今後の人生において、試行錯誤を通じ、幅広い世代の方々と触れ合う機会を持ってください」とし、「20歳を迎えた皆さんの『輝かしい未来』を祈っています」と式辞した。

福井洸樹さん(20)と田崎諒さん(同)のいずれも大学2年生の2人が「20歳のことば」を述べた。

福井さんは「現在、高校の教員を目指して、免許取得のための勉強に励んでいます。自身の選択を後悔のないものにするためにも努力を惜しまずにいたいと決意します」とし、「これまで支えてくださった多くの方々への感謝を忘れず、大人としての責任を自覚し、日々精進することを誓います」と話した。

田崎さんは「わたしの目標は、相談援助の仕事をしていた父の姿に憧れて、『人の助けになりたい』という思いで、社会福祉士になることです。これからも目標に向かい、挑戦する姿勢を忘れることなく、歩み続けます」と述べた。

20歳を迎えた8人が実行委員として企画した式典で、恩師からのビデオメッセージの映像が映ると、笑いや拍手などで盛り上がり、和やかな集いとなった。