「打たれ強く芯のある大人に」 鈴鹿「20歳のつどい」で誓い

【自分で折った紙飛行機を飛ばす若者たち=鈴鹿市神戸1丁目の市民会館で】

【鈴鹿】成人の日を前に三重県鈴鹿市は7日、同市神戸1丁目の市民会館で「20歳のつどい」を開き、若者たちの節目を祝った。成人年齢は18歳に引き下げられたが、市ではこれまで通り20歳を対象に式典を開いている。

式典には令和5年度中に20歳を迎える2088人のうち、1286人が出席。会場は華やかな振り袖やスーツ姿の若者たちでにぎわい、旧友たちとの再会を懐かしみ、喜び合っていた。

今年のテーマは「自分色に飛べ!」。公募の実行委員7人が、昨年6月から企画や立案し、協議を重ねてきた。

冒頭で参加者らは、能登半島地震の犠牲者に黙とうを捧げた。

末松則子市長は式辞で「コロナ禍を経験されたみなさんであるからこそ、自分の力を最大限に発揮するとともに、仲間と力を合わせて協力しながらさまざまな困難に果敢に挑戦してください」と、若者たちの新たな門出を祝った。

実行委員長の金城学院大2年田原麻帆さん(20)=同市神戸4丁目=は「多様な生き方、価値観を尊重し、そして自分らしさを大切にしながら、自分自身の可能性を広げ、打たれ強く芯のある大人になりたい」と誓いの言葉を述べた。

最後に、各自が自分で折った折り紙の紙飛行機を、合図とともに一斉に飛ばした。