【鈴鹿】三重県鈴鹿市は7日、同市稲生町の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで消防出初め式を開き、式典のほか、救助訓練や一斉放水などを披露。約6千人の観客が、日頃の訓練の成果を見守った。
消防団員464人、消防職員145人の計609人が参加。消防車両など39台が出動した。
末松市長は式辞で、元日に発生した能登半島地震に触れ「本市においてもさまざまな災害がいつどこで発生するか予想もつかない中、このような訓練が計画されていることは、大変意義があり心強い」「地域防災力の要となる消防団に寄せられる期待は、より一層大きなものとなっている」と団員らを鼓舞した。
地域防災力の向上に寄与したとしてエフシーシー鈴鹿工場、市消防防災体制の充実に寄与したとして三重パーツにそれぞれ感謝状を贈呈した。
長年活動に貢献した団員72人を表彰。代表で若松分団の山口和弘副分団長が謝辞を述べた。
式典後は、Hiまわり分団の消防操法披露や大規模災害対応団員のバイクパフォーマンス、消防職員による救助訓練披露、24分団の消防団員による一斉放水があった。