少年消防クラブ員のはしご乗りや一斉放水で祝う 亀山で出初式

【一斉放水で新年を祝う消防団員ら=亀山市本丸町の池の川で】

【亀山】三重県亀山市は7日、同市本丸町の市立亀山西小学校体育館で、令和6年「消防出初式」を実施した。一見勝之知事や櫻井義之市長、平松敏幸消防長のほか、同本部職員と消防団員ら計450人が参加した。

主催者を代表して櫻井市長は「崇高なる消防精神と強い使命感のもと、市民の生命・財産を守るため、昼夜たがわず地域住民に寄り添い、本市の消防防災行政の最前線における尽力に感謝と敬意を申し上げる」と述べ、「消防団員、消防職員と心を一つにして、消防任務の環境整備に全力を傾注する」と式辞した。

来賓あいさつで一見知事は能登半島地震に触れ、「地震発生直後、直ちに県職員を石川県に派遣した。今後は県内各市町の協力を仰ぎ、輪島市を支援する」と述べ、「昨年、亀山の消防分団が県代表として全国大会に出場したことは頼もしい。今後も日頃の訓練を通じて、消防活動に励んでください」と祝辞した。

【少年クラブ員によるはしご乗り妙技=亀山市本丸町の市立亀山西小学校で】

同体育館では、少年消防クラブ員3人が高さ5・2メートルのはしご乗りの妙技を披露した。また、同町池の川で消防団員らが池に一斉放水し、新年を祝った。