【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮は5日、元日に向けて全国から奉納された鏡餅や果物の奉納品の一部を、福祉施設に贈るため、市に寄贈した。
40年以上前から毎年、内宮と外宮への正月のお供えの一部を、市を通じて施設に贈っている。今年は、直径22―30センチほどの鏡餅5組と、ミカン9箱、リンゴ3箱が寄贈された。
市役所に、神宮賽務部次長の中村光孝さんら2人が訪れ、鈴木健一市長に目録を手渡した。中村さんは「全国からの奉納品を食べてもらい、一年を健やかに過ごされることを願っています」と話した。
寄贈品は、市内の児童福祉施設や障害者施設の計11カ所に配布された。