盆栽の銘品、35席一堂に 四日市で愛好家グループ展 三重

【会員らが丹精した盆栽を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県内の盆栽愛好家グループ「玉芳会O2くらぶ」(草深茂会長)による、第33回「銘品盆栽・無窮展」が5日、四日市市安島の市文化会館第一展示室で始まった。会員ら35人が丹精した作品35席を展示している。伊勢新聞社など後援。7日まで。

工藤誠姿郎さん(50)は、令和5年度無窮展の県知事賞を受賞した推定樹齢100年の「欅(けやき)」を展示。常陸正則さん(53)は、県議会議長賞を受賞した樹齢約80年の「黒松(くろまつ)」、加藤親彦さん(77)は、市長賞受賞作の「黒松」を出品している。会場には無料盆栽相談コーナーも設けられ、愛好者らでにぎわっていた。

中川俊身相談役(80)は「日本最高峰の国風盆栽展に出品する会員も増え、年々レベルアップしている。若い世代に伝統文化を継承していきたい」と語った。