【鈴鹿】鈴鹿市役所と鈴鹿高専の2カ所で、外国籍児童を対象にした冬休みの宿題支援教室が開かれており、市内6小学校の計30人がボランティアの力を借りて学習に取り組んでいる。5日まで。
鈴鹿市の鈴鹿国際交流協会(後藤光雄会長)が主催。コロナ禍以降、アジアを中心に家族を帯同して来鈴する外国人が急増し、子どもたちの学力定着や日本語力向上が課題となっていることから、子どもたちが安心して学習できる環境をつくるのが狙い。
市民や高校生、元教員など36人が、ボランティアとして子どもたちを指導する。
4日、市役所教室では中国、スリランカ、ドイツ、ブラジルの子どもたち9人とボランティア11人が参加。児童1人にボランティア1、2人が付き添い、漢字練習やワークブックなど、それぞれの分からない部分を教えた。子どもたちは真剣な表情で勉強していた。
ボランティアで参加した市内の県立飯野高校英語コミュニケーション科1年、梅林晄亜さん(16)は「いろんなことに挑戦したいと思って参加した。個々のペースに合わせて教えるよう気を付けている」と話した。