【津】三重県津市白山町南家城の衣料品販売店「やまちょう」(園佳士代表)の店前黒板に、新年に向けたイラストがお目見えした。辰(たつ)年にちなんで竜宮城を題材に縦横約2メートルに描いており、来店客を楽しませている。
黒板は10年以上前から園代表(46)の妻、典子さん(46)が得意の絵で季節の行事やイベントの予告をしており毎年年末には新年の干支(えと)を題材に描いている。
絵柄は竜宮城に集う乙姫や海の生き物にスタッフ5人の似顔絵を貼り、この1年の感謝と「めざせっ町の龍宮城」の言葉を書いた。ウミガメに扮(ふん)した園代表には「いつでもお迎えにいきます」と添え、交通手段がない顧客らを送迎する機会が増えたことと重ねている。
同店では今年、顧客と行く日帰り旅行などコロナ禍前のイベントを本格的に再開。園代表は「お客さんが楽しんでもらえるような企画を考え、竜宮城のように時間を忘れて居られる場所になっていきたい」と話した。