【亀山】三重県亀山市関町新所の旧東海道関宿街道沿いの山菜おこわ・街道そばの和食店「会津屋」(山口ゆかり店主)は29、30の両日、地元住民やなじみ客などから予約を受けた正月用おせち作りに励んだ。
おせちは、令和2年のコロナウイルス感染症の影響により、正月の外出を控え、家で過ごす人のためにと始めた。その後、口コミなどで反響を呼び、今年で4年目となる。
だしにこだわる和食店ならではの煮物料理を中心に、シイタケやサトイモの煮物、ユズ味のカブラ酢のほか、ローストビーフのしょう油こうじ、かつおだしの数の子など25品目を31日、三段重箱に詰めて手渡すという。
また、年越しそばは、当店のつゆを付け、天ぷらは取りに来た人の顔を見てから揚げるという。
山口店主は「今年は、カレーうどんを新メニューに加え、多くの人らに味わっていただいた」とし、「来年は、関宿を訪れる観光客や地元の人にも、より一層愛される店として励みます」と話していた。
今年の営業は終了。年明けは4日午前7時―同9時半、雑炊モーニングを、同日同11時から通常営業。問い合わせは会津屋=電話0595(96)0995=へ。