伊勢新聞

津・辰水神社にジャンボ干支お目見え 荘厳な金の竜

【ジャンボえとの引き練り=津市美里町で】

【津】津市美里町に新年を告げる「ジャンボ干支(えと)」が29日、同町家所の辰水神社に登場した。来年の干支「辰(たつ)」をモチーフにした高さ3メートル、幅4メートル、重さ約150キロの金色の竜。令和6年3月末まで展示する。

今年で39回目。地元の40―70代の住民ら30人でつくる「ふるさと愛好会」が地域を盛り上げようと鉄骨と発泡スチロールなどで制作し市の地域かがやきプログラム事業で材料費の助成を受けている。

今年は先月中旬から約1カ月半かけ、赤い宝珠を持った荘厳な昇り竜を制作。口から炭酸ガスの煙を吐く細工やハートマークをデザインした箇所がある。

地元の子らで地区内を引き練りした後、硬式野球チーム津リトルシニアの中学生が鳥居前に設置。祖父が制作に携わっている市立南が丘小5年の松川凛さん(11)は「輝いていてかっこいい。細かいうろこや角までこだわっていてすごい」と感想を話した。

増井公生代表(75)は「来年は昇り調子に景気が良くなるといい」と期待した。