羽毛製品回収の収益金寄付 伊勢で市民団体 災害支援に

【鈴木市長(左端)らに目録を手渡す井口理事長(右端)=伊勢市役所で】

【伊勢】使わなくなった羽毛製品を回収して収益を災害支援のために寄付する「UMOU災害支援プロジェクト」の寄付贈呈式が27日、三重県の伊勢市役所で開かれ、活動に取り組む市民団体「おもいやりプロジェクト」が、伊勢市災害ボランティアセンターに8万7500円を寄付した。

プロジェクトは、平成30年に始まり、寄付は6回目。活動に賛同する市内の企業に回収ボックスを設置したり、リサイクルセンターや社協などで回収を呼びかけ、9―11月の期間に、計278点の羽毛製品が持ち寄られた。集まった製品を明和町の羽毛素材メーカー「河田フェザー」に買い取ってもらい、全額を寄付に充てた。

贈呈式で、同プロジェクトの井口徹理事長(71)から、災害ボランティアセンターを代表して鈴木健一市長に目録が手渡された。井口理事長は「寄付が多くできるよう、今後も活動したい」と話した。