10月のプロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから2位指名された大阪商業大4年、上田大河投手(22)が25日、出身地の三重県尾鷲市を訪問した。出迎えた加藤千速市長らに、市出身者では湯浅京己投手(24)=阪神タイガース=に続くプロ入りを報告し、「まずはけが無く1軍で投げられるよう頑張り、ライオンズの顔となる選手になれるよう頑張っていく」と決意表明した。
大阪商業大の主将兼エースとしてこの秋、関西6大学リーグの4季連続優勝に貢献。最速154キロの直球、多彩な変化球に加えて「7年間けがしていない」タフさや「ピンチでギアを上げる」強気な投球を武器に、侍ジャパン大学代表としても活躍した。
尾鷲中1年秋に大阪府へ転出するまで市内で生活。少年野球の尾鷲野球少年団時代の2年先輩になる湯浅投手とは通信アプリ「LINE」でやりとりする仲で、ドラフト会議後は「おめでとう」「頑張れよ」と祝福されたという。
西武から6位指名された松阪市出身の大型スラッガー、村田怜音内野手(22)=皇學館大=については「めちゃくちゃでかいです」と印象を語り「同じチームに三重県出身者がいることに縁を感じる。(県の皆さんには)パ・リーグは西武、セ・リーグは阪神を応援してもらえれば」と笑顔で話した。