拝殿の大しめ縄かけ替え 津・三重県護国神社、有志ら2カ月かけ完成

【長さ約7メートルの大しめ縄をかけ替える会員=津市広明町の県護国神社で】

【津】三重県津市広明町の県護国神社は24日、外拝殿の大しめ縄をかけ替えた。同神社の崇敬者有志で作る「県護国神社注連縄(しめなわ)会」の会員が2カ月かけて完成させた長さ約7メートル、重さ約60キロの大しめ縄を取り付けた。

同神社は昨年、途絶えていた大しめ縄の取り付けを30年ぶりに復活。今後毎年かけ替えていこうと今年9月に森泰之さん(38)=同市白山町=ら20―40代の5人で同会を設立した。10月から約2カ月かけ市内の農家が奉納した稲刈り後のわらで縄を作り、3本をなって完成させた。

森さんらは外拝殿ではらいを受け、脚立を使って古いしめ縄を取り外した後、社号扁額の下側に真新しい大しめ縄を設置し4カ所に紙垂(しで)を取り付けた。

奥山宮司は「これで一つ新年を迎える準備が進んだ。来年が平和で安全な年になるよう祈る」と述べた。