伊勢新聞

和紙に四季の風景 伊勢で林さん写真展

【伊勢志摩の情景を撮影し、伊勢和紙にプリントした作品と林さん=伊勢市宇治今在家町の茶房山中で】

【伊勢】三重県伊勢市宇治今在家町の茶房山中で、玉城町上田辺のアマチュア写真家、林隆久さん(74)の写真展「伊勢和紙に映す 伊勢志摩の情景」が開かれている。来年1月31日まで。12月21、22、25─28日は休み。

林さんは学生時代から写真を始め、就職後は会社の写真クラブに入って本格的に撮影を開始。休止期間もあったが、町民講座の受講をきっかけに再びカメラを手にし、仲間と「写真クラブたまき」を結成した。現在は地元周辺の四季の風景などを撮影し、県指定伝統工芸品の伊勢和紙にプリントして独特の風合いや立体感を表現している。

会場には、志摩市や度会町、玉城町から見える富士山を切り取った作品、伊勢神宮で撮影した神楽や神馬、雪景色のほか、掛け軸風に仕上げた宮川の風景や田丸城跡の紅葉など伊勢志摩周辺の四季を写した計19点が並ぶ。

林さんは「作品を見て伊勢志摩の魅力を感じてもらいたい。伊勢和紙の良さも知ってもらえれば」と話した。