新年を前に、三重県鳥羽市の鳥羽水族館で18日、カリフォルニアアシカやハイイロアザラシ、ミナミアフリカオットセイの計5頭を展示している水槽の大掃除が行われた。
水槽は幅16メートル、奥行き13・5メートル、水深約3・5メートル。日頃から定期的に掃除しているが、今年最後の大掃除となったこの日は約600トンの水を抜き、飼育員6人が動物たちの動きに注意しながら高圧洗浄機やデッキブラシを使って床や壁、アクリルチューブなどの汚れを念入りに落とした。
アシカやアザラシたちは、飼育員が掃除している近くを元気に動き回ったり、じゃまにならないように隅でじっとしたりして、水槽がきれいになるのを待っていた。
飼育員は「いつもより念入りに掃除したので、動物たちにも気持ちよく新年を迎えてもらい、きれいな水槽で元気に泳ぐ動物を来館したお客様に見てもらいたい」と話していた。