伊勢新聞

津産食材の魅力知って 次郎柿や美杉茶、三重テラスで「つデイ」

【津市産米を使っておにぎりを握る参加者ら=東京都中央区日本橋室町の三重テラスで】

津市の魅力を首都圏で発信する「つデイ」が15、16日の両日、東京都中央区日本橋室町の三重テラスで開かれた。販売や試食を通じ津市の農林水産物の魅力を首都圏の人らに知ってもおうと、市と農林水産物の振興に取り組む市内の生産者や飲食店で作る津市農林水産物利用促進協議会が企画し、約300人が来場した。

津市のナシを使った加工食品や高糖度ミニトマト、カキといった採れたての新鮮な野菜などの販売や試食会を行い、生産者たちがそれぞれの農産物の魅力を伝えた。

また、両日とも先着で行った津市産米を使ったおにぎりづくり体験やマイ箸づくり体験は盛況で、参加者はおいしそうに自分で握ったおにぎりを頬張っていた。

都内在住の60代の男性は「次郎柿を試食しましたが、とても甘く津の人はいつもこのようなおいしい果物を食べているのかと思うとうらやましい。ナシもおいしいと聞いたので、新鮮なナシが食べられる時季に津市を訪れたい」と話していた。

同協議会に加盟のお茶を栽培・製造販売するよこや製茶(同市美杉町竹原)の横谷威代表取締役は「三重テラスでの出店はその場限りの販売ではなく、その後の販売につながる貴重な機会と捉えている。首都圏の皆さんに自慢の美杉茶を気に入ってもらい末永く飲んでいただけることを期待している」と話していた。