【鈴鹿】三重県の鈴鹿市は16日、同市役所でeモータースポーツの参加型イベント「SUZUKA eMOTORSPORTS EXPERIENCE 2023」を開き、県内外の13社が出展するレーシングシミュレーター計45台の搭乗体験を中心に、プロドライバーのトークショーなどがあった。17日まで。2日間で約千人の来場者を見込む。
市とNPO法人鈴鹿モータースポーツ友の会、市観光協会が主催。eモータースポーツの活用で新たなモータースポーツファン獲得を図るとともに、ファン同士の交流機会創出で、モータースポーツ関連業界全体の魅力を市から発信していくのが狙い。
それぞれのレーシングシミュレーターは、いずれもコースを鈴鹿サーキット国際レーシングコースに設定。参加者らは座席に座ってアクセルやハンドル、ブレーキを操作しながらレーサー気分でバーチャル走行を楽しんだ。
そのほか木村偉織、菅波冬悟、イゴール・大村・フラガの3選手によるドライバートークショーやサイン会があった。
同市国府町の会社員森貴之さん(47)は、中学1年の息子琥太朗さん(12)と2人で来場。2人で本物のレース観戦もよくするという。貴之さんは「事故の心配が無いのは親としては安心」、琥太朗さんは「機種ごとに違った感触がある。見るレースと違って自分が参加できるところが楽しい」と話していた。