井村屋が県内116の福祉施設に肉まん・あんまん1万個を寄贈

【岩本社長(左端)から肉まん・あんまんを受け取る利用者ら=津市桜橋の県社会福祉会館で】

【津】菓子食品メーカー井村屋(津市高茶屋7丁目、岩本康社長)が14日、県内116の福祉施設に人気商品の肉まん・あんまん各209箱、計1万32個を寄贈した。

冬場に心も体も温まってもらおうと平成20年から毎年実施。県社会福祉協議会を通じて希望を募った。

寄贈式では岩本社長が受贈施設代表のたるみ作業所(同市垂水)利用者らに目録を贈り「外での作業もあると聞いた。寒くなるので温かい食べ物をおいしく召し上がって」と述べた。

利用者の2人は「ありがとうございます」と笑顔で受け取り、お礼のメッセージをまとめたファイルを岩本社長に手渡した。

商品は22日に届くよう発送される予定。同施設の鈴木康平支援員(28)は「コロナで行事が減り楽しみが少なかったので喜びが大きい。クリスマス会や仕事納めの機会に皆で頂きたい」とお礼を述べた。