三重県鳥羽市安楽島町の鳥羽ビューホテル花真珠で13日、鳥羽旅館組合「女将(おかみ)あこや会」(吉田絹江会長)のおかみら5人と地元のかもめ幼稚園の3―5歳児22人が、新年を華やかに彩る正月飾り「もち花」を作った。
正月を鳥羽で迎える宿泊客に楽しんでもらおうと、平成24年度から行っている恒例行事。日本の伝統文化の継承を目的に園児と一緒に作るのは5回目。
園児らはきねと臼を使った餅つきに挑戦した後、女将らに教わりながら、ヤナギの枝50本に小さく丸めた紅白の餅を花に見立てて交互に取り付けた。完成したもち花は、組合に加盟する旅館やホテル、かもめ幼稚園に飾られる。
園児らは「楽しかった」「頑張ってきれいにできた」などと喜んでいた。吉田会長は「子どもたちと一緒に作ったもち花を飾り、新たな気持ちで明るい新年を迎えられたら」と話した。