和算で認知症予防 亀山で塾開講 脳を刺激、柔軟に

【「和算は認知症の予防につながる」と話す櫻井さん(右端)=亀山市東御幸町のコミュニティCafeぶんぶんで】

【亀山】三重県亀山市東御幸町の市文化会館内の「コミュニティCafeぶんぶん」(林千代店長)が初企画した「令和の和算JYUKU」が12日、同所で開講した。

東京大学法学部を卒業した櫻井義孝さん(80)=同市小下町=が講師を引き受けた。櫻井さんは数学の和算に興味を持ち、特に図形にこだわり、脳を柔軟にすることで認知症の予防にもつながるとしている。

第一回目の塾は、市民ら10人が受講。ピタゴラスの定理から、直角三角形の角度の和を解くには、補助線をどう引くかなどを学んだ。櫻井さんは「科学の基礎は、全て数学から始まっている」とし、「和算を難しく考えず、脳を刺激することで認知症の予防につなげたい」と話した。

同JYUKUは、毎月第2火曜の午後1時半―同3時半。申し込み、問い合わせは同ぶんぶん=電話0595(82)1222=へ。