三重トヨペット(津市上弁財町)は12日、津市垂水のトヨタモビリティパーツ津営業所特設会場でeモータースポーツ体験学習会を開いた。津市立修成小学校4年の55人が参加し、シミュレーター体験などを通じてeモータースポーツへの理解を深めた。
同社はカーレースゲーム「グランツーリスモ7」のリアルシミュレーター体験を通じて、eモータースポーツを知る機会を提供し、車への愛着を持ってもらおうと県内で体験学習会を行っており、今回で6回目。
生徒らは体験走行の後、鈴鹿サーキットのコースを2周走り、ハンドルやアクセルなどを操作しながら速さを競った。
トヨタ自動車の福祉車両「ウェルキャブ」の展示もあり、生徒達は介護役と非介護役に分かれ、車いすを車後部からスロープを通じて乗車位置まで移動させる体験もしていた。
シミュレーターを体験した稲垣茉莉さん(10)は「普段車に乗せてもらうときはただ景色を見ているだけだったけど、自分で運転するのは楽しくて車への見方が変わった」と感想を述べ、修成小の小林まり子校長は体験学習会について「運転体験による交通安全意識の向上や、車に関わる仕事への将来のキャリア形成支援につながれば」と期待した。