伊勢新聞

地域住民と寄せ植え交流 津・久居農林高生が手ほどき 三重

【生徒(左)の手ほどきで寄せ植えを作る参加者=津市久居東鷹跡町の県立久居農林高で】

【津】三重県立久居農林高(津市久居東鷹跡町)ガーデニングコース生による寄せ植え教室が12日、同校であった。同市久居地域の西鷹跡町西自治会(今井博会長)の住民12人が参加し、6株の苗を組み合わせてクリスマスの寄せ植え作りに挑戦した。

平成28年に同自治会が依頼し始まった交流。同校の地域交流「わくわく農林塾」として継続しておりコロナ禍の中止を経て4年ぶりに再開した。

草花について学ぶ2年生12人が手ほどき。参加者は直径約30センチの円形プランターに培養土を入れ、生徒が種から育てたパンジー、ビオラ、ストックなどから好きな苗を選んで植えた。

生徒は「背の高いものは後ろ、低いものは手前に」や「苗をポットから外し底をほぐすと土の中で根が伸びやすくなる」などと助言し、作業を手助けした。

初参加の岡南英子さん(70)は「親切に教えて下さりすごく楽しかった。生き生きした苗で素晴らしい」、中野冬葵さん(16)は「話をしながら交流するのは楽しい」とそれぞれ話した。